こんにちは、金沢屋 ブログ担当の飯田です。
ご夫婦と息子さんの3人で暮らす築40年の住宅。和室の印象を大きく左右する雪見障子が、経年により黄ばみや破れが進み、「そろそろ張り替え時かもしれない」と金沢屋前橋・敷島店へご相談をいただきました。今回は、雪見障子4枚の施工の様子をご紹介します。
施工前の様子
和室の南面いっぱいに並んでいる雪見障子4枚は採光性が高く、庭の景色を取り込みながらやわらかな光を室内に届ける大切な建具ですが、施工前の状態にはかなりの経年劣化が見られました。
まず気になるのは、全体に広がった黄ばみ。紫外線や湿気の影響で障子紙が徐々に変色し、築年数の長い住宅では特に顕著です。さらに大きく破れた箇所もあり、中が見えてしまうほどの部分も。
過去には一部だけ補修した跡があり、貼り替えた部分だけ白さが残ってしまい、かえって色むらが強調されてしまう状態になっていました。
ご家族からは「来客時にどうしても恥ずかしい」「和室が特に古くさく見えてしまう」との声もあり、今回の張り替えをご決断いただきました。
施工内容
今回施工したのは雪見障子4枚の張り替え。
使用した障子紙は、和紙の風合いがあるパルプ紙の《雲竜》柄です。
雲竜柄は、紙の中に繊維が舞うように配置され、光のあたり具合で柔らかな陰影が浮き上がる上品な印象が特徴。和室の雰囲気を高めながらも取り入れやすい人気のデザインです。
施工は、古い紙の剥がしと枠の糊取りから丁寧に行い、紙のテンションを均一に保つために慎重に貼り進めました。水平・垂直のラインを整え、見た目の美しさにも配慮しながら仕上げています。
施工後の様子
張り替え後の和室は、まるで表情が一変したかのように明るく清潔感あふれる空間へと変わり、真っ白な雲竜柄の障子紙が一気に高級感と清涼感を演出。
黄ばみや破れがなくなったことで、部屋の空気まで澄んだような印象になり、ご家族からも「和室に入ったときの気持ち良さがまったく違う」と嬉しいお言葉をいただきました。
見た目が美しくなっただけでなく、障子が光を均一に通すことで、部屋全体の明るさもアップ。和室で過ごす時間がより心地よいものになったとのことです。
障子紙の柄で変わる“和室の印象”
障子紙には無地だけでなく、今回使用した《雲竜》のように繊維模様が入ったものや、花柄・市松模様など多彩なデザインがあります。
特に雲竜柄は「和紙らしい自然な風合い」が好まれ、光にかざすと繊維が浮き立ち表情豊かに見えるのが魅力です。
柄入りの障子紙を選ぶことで、シンプルな和室でも奥行きのある雰囲気を作り出すことができます。
「少しだけ個性を出したい」「上品さをプラスしたい」という方に、柄入りの障子紙はおすすめです。
住まいの印象を左右する障子だからこそ、定期的な見直しを
障子は和室の中でも視界に入る面積が大きく、劣化すると部屋全体が古く見えてしまう建具です。黄ばみ・破れ・たるみは避けられないため、数年に一度の張り替えで印象をリセットできます。
今回のように複数枚の障子は、張り替え後の変化が大きく、「すぐに部屋が明るくなった」「和室がよみがえった」と感じていただけることが多いです。
和室の雰囲気を手軽に整えたい方には、障子の張り替えが非常におすすめです。
施工概要
- 店舗：金沢屋 前橋・敷島店
- 施工場所：群馬県前橋市川端町
- 施工内容：雪見障子4枚の張り替え
- 使用素材：パルプ紙《雲竜》
- 金額：約20,000円（税込）
- 納品までの期間：約1週間
私が張り替えました！
金沢屋
高崎・矢中町店/貝沢町店
前橋・敷島店/表町店
店長 大和田 渉
地元密着だからこそ、安心と信頼を
金沢屋 高崎・矢中町店/高崎・貝沢町店/前橋・表町店/前橋・敷島店は群馬県高崎市と前橋市を中心に、迅速・丁寧な対応を心がけ、地元の皆様に寄り添ったサービスを提供しています。
経験豊富なスタッフが、わかりやすくご説明いたします。どうぞご安心ください。
障子張り替えの流れ
- 現地調査
まずはお客様のご自宅にお伺いし、現状を確認します。ご希望やお悩みを丁寧にヒアリングし、最適なプランをご提案します。 - 障子紙選定
和紙・強化紙・プラスチック障子など、生活環境やご予算に合わせて最適なものを一緒に選びます。見た目のデザインだけでなく、強度や断熱性などの機能性も考慮してご提案します。 - 施工
熟練の職人が一枚一枚、心を込めて張り替えを行います。細部まで丁寧に仕上げることで、長く快適にお使いいただける障子を実現します。 - 仕上げと確認
張り替え完了後は、お客様に実際に仕上がりをご確認いただきます。気になる点があればその場で調整し、ご満足いただける状態でお引き渡しをいたします。
お見積もりは無料で承っておりますので、まずはお電話やお問い合わせフォームからご連絡ください。