こんにちは、金沢屋 ブログ担当の上松です。
今回は、群馬県高崎市旭町の一般住宅でご依頼いただいた、戸襖の新調工事をご紹介します。長年の使用により建付が悪く、開閉のたびに鴨居から外れそうになる――。そんなお悩みを解消するため、今回お部屋側は襖紙、廊下側はクロスという両面仕上げで新しく製作しました。「動きが軽くなってストレスがなくなった」「見た目も一気に新しくなった」と大変喜んでいただいた事例です。建付の悪さは、放置するとさらに歪みが進行し、日常生活にも影響するケースがあります。今回の記事では、施工前〜施工後の変化を写真とともにご紹介し、最後に“建付調整の重要性”についても触れていきます。
施工前の様子


施工前の襖は、枠自体がわずかに歪み、開け閉めのたびに斜めに傾く状態でした。特に下部が擦れてしまい、鴨居から外れやすくなっていたため、お客様も扱いづらさを感じていたとのことです。
また、表面の襖紙にも経年劣化による色あせが見られ、廊下側のクロス部分も傷みが進んでいる状態。外れやすさと見た目の劣化が重なり、「思い切って新調したい」というご相談をいただきました。
施工内容
今回は、2枚の襖をフルオーダーで新調しました。
戸襖は、内部に木の組子が入った昔ながらの構造で、強度・耐久性に優れています。採寸は数ミリ単位で行い、既存の建具枠にぴったり収まるよう調整。建付が悪くなっていた原因を確認し、調整器具を取り付けて微調整が可能な設計にしました。
デザインは、お部屋側を落ち着いた再生紙の襖紙で仕上げ、廊下側は周囲の雰囲気に合わせたクロス仕上げを採用。両面を違う素材で仕上げられるのも、オーダーメイドならではの利点です。
製作から取り付けまでの工程は約10日。
取り付け時には再度微調整を行い、スムーズに開閉できるよう丁寧に仕上げました。
施工後の様子


新調後の襖は、見た目はもちろん、開閉が驚くほど軽くスムーズになりました。
「片手でスッと動くようになって本当に快適です」「廊下側のクロス仕上げも部屋の雰囲気に合っていて気に入っています」と、お客様にも大変ご満足いただきました。
両面仕上げにより、お部屋側は柔らかな和室の雰囲気を保ちつつ、廊下側はスタイリッシュな印象に。機能性とデザイン性のどちらも向上し、空間全体が明るくまとまった印象になりました。
襖の豆知識
建付調整の重要性
襖は“引き戸”という構造上、わずかな歪みでも動きに大きく影響します。
気温・湿度の変化、経年劣化、家全体のわずかな沈み込みなど、さまざまな要因で建付が悪くなることがあります。
今回のように調整器具を取り付けた襖に新調しておくと、将来的な建付変化にも対応しやすく、長持ちする襖になります。
まとめ
今回の群馬県高崎市旭町での施工では、建付不良により扱いにくくなっていた襖を、戸襖構造のオーダーメイドで新調しました。両面仕上げにより、お部屋と廊下でそれぞれ異なる仕上がりを楽しめ、デザイン性と機能性の両方が向上。開閉のストレスもなくなり、お客様にも大変喜んでいただけました。
建付が悪い、外れやすい、動きが重い…などのお悩みは、早めの見直しがおすすめです。
金沢屋では、お住まいに合わせた最適な襖のご提案が可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。
施工概要
- 店舗:金沢屋 高崎・貝沢町店
- 施工場所:群馬県高崎市旭町
- 施工内容:戸襖の新調(両面仕上げ)
- 使用素材:お部屋側/再生紙襖紙、廊下側/クロス
- 金額:60,000円(税込)
- 納品までの期間:約10日

私が張り替えました!
金沢屋
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店長 大和田 渉
地元密着だからこそ、安心と信頼を
金沢屋 高崎・矢中町店/高崎・貝沢町店/前橋・表町店/前橋・敷島店は群馬県高崎市と前橋市を中心に、迅速・丁寧な対応を心がけ、地元の皆様に寄り添ったサービスを提供しています。
経験豊富なスタッフが、わかりやすくご説明いたします。どうぞご安心ください。
襖(ふすま)張り替えの流れ
- 現地調査
まずはお客様のご自宅にお伺いし、現状を確認します。ご希望やお悩みを丁寧にヒアリングし、最適なプランをご提案します。 - 襖紙選定
標準的な主に再生紙を使用した襖紙、デザイン性や耐久性に優れた和紙や織物襖紙、和紙や織物襖紙など高級素材など、生活環境やご予算に合わせて最適なものを一緒に選びます。見た目のデザインだけでなく、強度などの機能性も考慮してご提案します。 - 施工
熟練の職人が一枚一枚、心を込めて張り替えを行います。細部まで丁寧に仕上げることで、長く快適にお使いいただける障子を実現します。 - 仕上げと確認
張り替え完了後は、お客様に実際に仕上がりをご確認いただきます。気になる点があればその場で調整し、ご満足いただける状態でお引き渡しをいたします。
お見積もりは無料で承っておりますので、まずはお電話やお問い合わせフォームからご連絡ください。

