こんにちは、金沢屋 ブログ担当の飯田です。
築40年の和風住宅にお住まいのお客様から、「障子の建付けが悪く、開け閉めが重くて困っている」とのご相談をいただきました。経年劣化により、桟(さん)の歪みやガラスの重みで動きが鈍くなっており、見た目だけでなく使い勝手にもストレスを感じていらっしゃいました。
金沢屋 高崎・貝沢町店では、現地で状態を拝見し、既存の障子を新調するご提案をさせていただきました。
施工前の様子


一見綺麗に見えますが、長年の使用で木枠の反りが生じ、引き戸のレールにも擦れた跡がありました。建付けの悪化により、毎日の開け閉めにも力が必要な状態です。
施工内容
今回は4枚建ての雪見障子を撤去し、新しく荒間障子を製作・設置しました。
素材には機械漉きの和紙を採用。和紙は光を柔らかく通しながらも、パルプ製の障子紙の無機質な白さではなく自然光のやわらかさをそのまま室内に取り入れることができます。昔から日本の書物が何百年も保存されているように、和紙は適度な通気性と耐久性を持ち、湿度の変化にも強いのが特徴です。
また、桟や枠も新調したため、戸の歪みやたわみも解消。開閉の感触が驚くほど軽くなり、お客様も「開け閉めもスムーズにでき、とても快適になりました」と笑顔でお話しくださいました。
施工後の様子


新しい荒間障子は、桟の間隔が広く、視界がすっきりとした印象に。光の入り方が変わり、昼間はまるで部屋全体が一段明るくなったようです。また、雪見障子のガラスが割れたりする危険性もなくなり安心して使用できるようになりました。
また和紙ならではの質感は、見る角度や時間帯によって微妙に表情を変え、朝は淡く、夕方には温かみのある光を演出します。日中は照明をつけなくても十分な明るさが確保でき、省エネ効果も期待できます。
和紙障子の魅力
今回採用した機械漉き和紙は、見た目の上品さだけでなく、実用面でも優れています。一般的なパルプ紙に比べて紫外線による黄ばみが出にくく、きちんと管理できれば耐久年数も長め。数年経っても白さと風合いを保ちやすいのが特徴です。
また、和紙は空気を適度に通すため、室内の湿度を自然に調整する効果もあります。冬は冷気をやわらげ、夏はこもった熱を逃がしてくれるため、一年を通して快適な空間を保ちます。
障子の張り替えというと、「破れてからでいい」と思われる方も多いですが、建付けや光の入り方を改善することで、暮らし全体の心地よさが変わることを実感していただける施工でした。
障子の新調で、毎日の“心地よい動き”を取り戻す
障子は単なる間仕切りではなく、和室の印象を大きく左右する重要な要素です。古くなった障子を新調することで、動きの滑らかさはもちろん、光の質やお部屋の温度感まで改善できます。
金沢屋 高崎・矢中町店/貝沢町店 前橋・敷島店/表町店では、ワーロンや和紙など多様な障子紙を取り扱い、暮らし方やお部屋の環境に合わせたご提案を行っています。
高崎市と前橋市を中心に、障子の張り替え・新調のご相談を承っております。
「光の入り方を変えたい」「建付けを直したい」など、お悩みがありましたらお気軽にご相談ください。
施工概要
- 店舗:金沢屋 高崎・貝沢町店
- 施工場所:群馬県高崎市上大類町
- 施工内容:障子新調(4枚建て/雪見障子→荒間障子)
- 使用素材:機械漉き和紙
- 金額:約120,000円(税込)
- 納品までの期間:約2週間

私が張り替えました!
金沢屋
高崎・矢中町店/貝沢町店
前橋・敷島店/表町店
店長 大和田 渉
地元密着だからこそ、安心と信頼を
金沢屋 高崎・矢中町店/高崎・貝沢町店/前橋・表町店/前橋・敷島店は群馬県高崎市と前橋市を中心に、迅速・丁寧な対応を心がけ、地元の皆様に寄り添ったサービスを提供しています。
経験豊富なスタッフが、わかりやすくご説明いたします。どうぞご安心ください。
障子張り替えの流れ
- 現地調査
まずはお客様のご自宅にお伺いし、現状を確認します。ご希望やお悩みを丁寧にヒアリングし、最適なプランをご提案します。 - 障子紙選定
和紙・強化紙・プラスチック障子など、生活環境やご予算に合わせて最適なものを一緒に選びます。見た目のデザインだけでなく、強度や断熱性などの機能性も考慮してご提案します。 - 施工
熟練の職人が一枚一枚、心を込めて張り替えを行います。細部まで丁寧に仕上げることで、長く快適にお使いいただける障子を実現します。 - 仕上げと確認
張り替え完了後は、お客様に実際に仕上がりをご確認いただきます。気になる点があればその場で調整し、ご満足いただける状態でお引き渡しをいたします。
お見積もりは無料で承っておりますので、まずはお電話やお問い合わせフォームからご連絡ください。

